Culture:カルチャー
9世紀以降、約550年にわたり、インドシナ半島で栄えたクメール王朝(アンコール王朝とも呼ばれます)では26名の王によって、いくつもの都城が造られ、現在のカンボジア王国につながっています。「アンコール・ワット」、「アンコール・トム(バイヨン寺院)」はつとに有名です。フランス人の博物学者アンリ・ムオによって150年前に再発見され、千年の眠りから覚めた数々の遺跡は、知れば知るほど興味の尽きない壮大なロマンに満ちた、アジアの至宝です。
カンボジアの子どもたちに、クメール文化を伝え、それを誇りに思えるようにしたい。ポル・ポトによる内戦後はじまった、アンコール遺跡群の保存・修復活動に参加した王立芸術大学で学ぶカンボジアの若き考古学者たち(ニム・ソティーブン氏とピン・ピャクディ氏)が立ち上がりました。この思いを共有する為に、私たちは内外に広く「クメール文化を伝える活動」をすすめて参ります。